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2016/04/23 11:55
備前焼はひとつひとつ焼け色が異なります
備前焼は、釉薬をかけずに時間をかけて焼き締める(素焼きではありません)
「焼き締め陶」といわれるやきものです。窯に詰める場所や、火の温度により焼けが大きく異なります、
その為、同じ色・模様を出すことは不可能なので、この様に様々な焼けが現れます。
「焼き締め陶」といわれるやきものです。窯に詰める場所や、火の温度により焼けが大きく異なります、
その為、同じ色・模様を出すことは不可能なので、この様に様々な焼けが現れます。
以下の様なものは不良品ではありません
薪窯で高温で焼成している事により以下のような焼けが出る事がございますが
使用上問題はございません。
(焼成時ワラの灰が結晶となり残ったもの・道具土が焼けつき残ったもの、等)
narutakiのうつわは「ノボリ」「ヒダスキ」の2種類の焼けがあります
「ノボリ」は薪を使った登り窯焼成になります。置く場所や温度によって焼けの色は様々です。
「ボタ」「ゴマ」など意図的に景色を作っているものもございます。各景色の詳細説明はこちら
※「ノボリ」焼成のうつわ一例
「ヒダスキ」は基本的に電気窯焼成になります。
本来は窯詰めの際に、器同士がくっつかない為にワラを巻いたりしたもの。
焼いた際にワラに含まれるアルカリ成分と、土の鉄分が科学反応をおこし
緋色の線が現れたものです。もとの土の色が生きた明るい焼けとなります。
※「ヒダスキ」焼成のうつわ一例
備前焼を使う際に避けて頂きたい事
・温度変化に弱い為直火は不可。またオーブンレンジ・食洗機の使用は避ける
・釉薬でコーティングしておらず、表面に細かな凹凸がある為 油分や茶渋等が沈着しやすい
予防法⇒使用前に少しの間水を張っておく
・甘い焼けの器ではカビを生じる可能性がある
予防法⇒洗った後は自然乾燥させてから食器棚にしまう。